群馬大学理工学部化学・生物化学科の研究室が中心となり、相模中央化学研究所、東京工芸大、電通大、信州大、弘前大、静岡県立大の研究室が参加する複合材料研究会(合同ゼミ)を10年以上にわたって開催してきました。
研究会の目的
- ① 研究への情熱をエンカレッジする
- 本合同ゼミの目的の一つは、学生諸君の研究への情熱をエンカレッジすることにあります。これに賛同する教員が、学生諸君の成長のため、分野や所属機関の垣根を超えて連携しています。
- ② 自己の研究を俯瞰的に見る目を養う
- 二つ目の目的は、学生諸君が自己の研究を俯瞰的に見る目を養うことにあります。分野の異なる研究室が参加することで、専門外の人にも自分の研究をわかりやすく説明する重要性に気付くことができます。これは、社会に出てから役に立つ能力です。
- ③ 異なる価値観に触れる
- 三つ目の目的は、指導教員以外の価値観に触れることにあります。様々な所属・バックグラウンドの教員からアドバイスをもらうことで、学生諸君がいろいろな発展性に気付くことを期待しています。
- ④ 積極性・主体性の育成
- 四つ目の目的は、議論に参加する積極性を育成することです。そのため、発表後の質疑応答では、学生同士の議論を重視し、教員からの意見はコメント表の形で最終日に伝えることとしています。
- ⑤ コミュニケーション能力・リーダーシップの育成
- 五つ目の目的は、将来、社会に出てから必要となるコミュニケーション能力やリーダーシップを育成することです。そのため、本合同ゼミでは、M1院生による実行委員会を組織し、開催施設との折衝、研究室間の意見調整、発表会運営などを主体的に行っています。
- ⑥ 仲間との語らい
- 学生と教員が一緒にできるリクリエーション(ドッジボールなど)を行って、研究だけではない懇親を深めています。また、リモートであっても、必ず懇親会を開催しています。
- ⑦ 就業力育成
- 学生諸君の就業力を高める目的で、夏季の研究会では企業見学(工場・研究所)を行っています。また、学部講師による講演会も行っています。