燃料電池膜への応用

結晶性/非晶性ブロック共重合体(PE-block-PS)のミクロ相分離構造を結晶化条件の制御によって共連続構造化し、さらにこれをスルホン化処理することによって、支持骨格成分とプロトン伝導成分が高度に配向・配列化した三次元規則構造型高分子電解質膜を創製しました。これにより、含水率を低く抑え(7wt%)、かつ、ナフィオン膜に匹敵する高いプロトン伝導性(0.09S/cm)を維持した高分子電解質膜の開発に成功しました。

なお、この成果は大手自動車メーカーとの共同研究によって得られました。