上原宏樹准教授の「インプロセス計測技術による高分子材料の高性能化・高機能化」に対して、第42回(平成21年度)市村学術賞・貢献賞が授与されました。本賞の対象となる研究は、産業上貢献している、あるいは実用化の可能性のある理工学研究分野において、独創的・画期的で世界的に見て高い水準にある研究、および、学術分野の進展に先導的な役割を果たし波及効果が大きく期待できる研究です。
このインプロセス計測技術により、様々な高分子材料の成形条件を最適化することで、ナノポーラス構造膜やイオン伝導膜を得ることに成功しています。これらは体内埋め込み型グルコースセンサー隔膜や電解質膜等としての応用が国内外で推進されています。