糖尿病センサーの開発

共連続構造を有するブロック共重合体フィルムに対してエッチング条件を制御することで、異なる細孔サイズ(5~40nm)を有するナノポーラス・ポリエチレン(PE)膜を調製しました。

この膜は、従来のアルミナ・ポーラス膜に比べて極めて柔軟であり、糖尿病患者用の体内埋め込み形グルコースセンサーへ搭載に適しています。そこで、このナノポーラス膜に対するグルコースおよびアルブミン透性を評価したところ、すべての膜でグルコースを透過していたのに対し、細孔サイズが10nm以下の膜ではアルブミン透過を完全にシャットアウトしていました。

この研究成果はACS Nano誌(I.F.=13.3)に掲載されました。 …更に詳しく