わかしゃち奨励賞 受賞

「溶融延伸によるナノ規則構造化技術」に関して、撹上将規・博士院生(現・助教)が愛知県若手研究者奨励事業第1回(平成18年度)「わかしゃち奨励賞」最優秀賞を受賞しました。
 この賞は、愛知県、(公財)科学技術交流財団及び(公財)日比科学技術振興財団が共同して、全国の優秀な若手研究者から、県内企業との共同研究や事業化などにつながる可能性があり、将来「産業や社会への貢献」が見込める夢のある研究テーマ・アイデアを募集し、授与するものです。

 一次審査では、委員全員による書面審査により9件の提案を選定されました。
 二次審査では、10分間のヒアリングと10分間の質疑(計20分)の審査を行い、委員9名の審査得点の合計により、優秀賞となる上位5件が選定されました。
 最終審査では、公開の場(第1回「わかしゃち奨励賞」優秀賞発表会・最優秀賞選考会」)で15分間のヒアリングと5分間の質疑を行い、科学技術交流財団研究交流クラブの会員を中心とした一般審査員(20名を任意に選択)の投票と、二次審査での基礎点を合計し、最高点となった撹上将規・博士院生の研究が最優秀賞に選ばれました。発表会後の表彰式において、愛知県知事より賞状が授与されました。

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 本研究は、当研究室の「溶融延伸法」を用いて分子鎖絡み合いの位置分布を制御することで、リチウムイオン電池セパレーターを省エネルギーで製造する技術を開発しようとするものです。